色,形状,質感は画像にてご検証ください。素材は、竹と皮革、背負い紐は綿布製造推定年不明 5円玉大の貫通穴有り。より詳細を知りたい方のご質問は、コメントにて承ります。「国技」の定義として,その国で人気のスポーツと解するとブータンでは弓術(ダチェ)。普段仕事をしている棚田や畑で気楽に楽しめる。100〜150mほど離れた的(相当な距離!)を狙う形式で競う。的を射た競技者が出る度に武勇を讃える輪舞で慶を競技者皆で分かち合う。古代(ブータン開国以前、イギリスの影響下でハイソックスや革靴,近年ではジーンズやスニーカー、女性のロングヘアが一般的になる以前を指す)、弓,矢,矢筒のどれもが手製で、矢的の技術に合わせて道具作りの技術や意匠も競ったに違いない。弓作り名人も輩出したことであろう。入手した1996年では既に洋弓が使われていた。(写真10 ブータン国有航空機のインフライトマガジンで紹介されているダチェの様子)素材は竹。既出の商品でインド,アルナチヤルプラデッシユの竹製ツバあり帽子の説明書で触れておりますが、ブータン文化圏と隣接しており、竹細工の技術の巧みさは素材を介して独自の文化的特性を表している。矢尻の収まる底辺から開口部に向かって緩やかな勾配で広い周囲を確保、羽の部分を収める空間は更に広く編み、弓が筒の中でストレスなく収められ、筒の空洞は一本の竹が確保している(写真9)。蓋は、竹で編んだ後,皮で補強。身と蓋とのクロージングシステムには厚い皮が使われている。経年劣化状況は、竹筒本体に一つ5円玉大の穴が見られ、身と蓋のジョイント部分の皮に劣化が特に著しい。最近のブータンの様子を旅系YouTuberの動画で拝見。目視とマニュアル操作に切り替えての着陸という世界で一番危険な飛行体験は相変わらず。着陸はヒマラヤの自然任せ、視界を司る雲次第。降下上昇、旋回の繰り返し。酒の力を借りて不安を紛らわせた記憶がある。降り立った飛行場の建物は、その頃のブータンらしくもあり,あまりにもらしからぬ佇まい。平屋の小さな小屋の屋根には我々の頭大の石が幾つも置かれてあったが、件のYouTuberを迎えた建物はすっかり様変わり。直近のブータン発のニュースはワンチユク国王夫妻がこの(2023年)秋に第三子誕生を公表、「世界で最も幸福度の高い国」が祝福ムードとある。
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 傷や汚れあり |