約50~100年前頃の天珠です。紋様はオリジナルdZiにもある馬歯天珠(タッソージー)を2つ重ねた通称、双虎牙とか四線虎牙(こが)天珠とも呼ばれています。また、波紋様から水紋天珠と言われている物もあります。ここにいくつかの疑問があります。オリジナルdZiの馬歯(タッソー)は馬では無いのではと思っています。チベットの家畜と言えばヤクです。チベット遊牧民はヤクと共に伝統的な生活を何百年も続けて来ました。チベット高原の厳しい気候の中で生きていける家畜は馬では無くヤクしかいないのです。ですので、ヤクに当てはまる漢字が無く、馬歯はヤクの歯の事を表しているのではないかと思っています。更には馬歯が虎牙になったのも後付ではないかと疑問に思っています。確かに虎はインドからチベットに生息していて、人々から畏敬の念で見られていたと思います。しかし、チベット文化の中に虎に関する物が少なく、中国文化の四神の白虎の影響によるのもかと推測しています。この天珠は双虎牙天珠ですが、虎牙をより強力にした双虎牙で、黒い地に白を染めた物です。黒い地は光を当てると半透明の瑪瑙であることが分かります。天珠の染め方には色々ありますがこの天珠は虎牙図案の犬歯の部分を白ベースにして迫力と高貴さを出した名品だと思います。46.0×21.2mm 32.08g#天珠#虎牙天珠#双虎牙天珠#四線虎牙天珠#チベット#遊牧民#ヤク#馬歯#タッソー#四神#白虎#瑪瑙#アゲート
商品の情報
カテゴリー | ハンドメイド > 素材/材料 > 各種パーツ |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |